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APDA ICPD25フォローアップに関するアラブ・アジア国会議員会議:若者のエンパワーメントとジェンダーに基づく暴力への対応

2023.3.1-2 インドネシア・ジャカルタ

アジア人口・開発協会(APDA)は、インドネシア人口・開発議員フォーラム(IFPPD)、アラブ人口・開発議員フォーラム(FAPPD)と共に、国連人口基金(UNFPA)並びに日本信託基金(JTF)の後援、国際家族計画連盟(IPPF)及びインドネシア国家人口家族計画庁(BKKBN)の協力の下、ICPD25フォローアップに関するアラブ・アジア国会議員会議を3月1日に開催しました。

本会議は、インドネシア・ジャカルタの会議場とオンラインの参加者を結ぶハイブリッド形式にて執り行われ、会場に参集した18カ国からの約60名に加え、オンライン参加者をあわせて総勢80名が参加しました。JPFPの伊藤信太郎議員はオンラインで参加しました。

開会式では、武見敬三参議院議員・AFPPD議長・JPFP幹事長、Hala Youssef氏(UNFPAアラブ地域事務所)、Pierre Bou Assi議員・FAPPD議長(レバノン)、Dede Yusuf Macan Effendi議員・IFPPD議長(インドネシア)、Hasto Wardoyo BKKBN会長が挨拶を行いました。

武見AFPPD議長は、ロシアのウクライナ侵攻や2月にトルコとシリアを襲った大地震、新型コロナパンデミックの長期化に触れ、亡くなられた方々に哀悼の意を表し、そのような非常事態ではジェンダーに基づく暴力(GBV)が増加していることに言及しました。さらに、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成を通じた、より健康で、より公平で、より豊かな、誰も取り残さない社会の構築に向け、各国国会議員へ協働を呼びかけました。

続く4つのセッションでは、特にGBVと児童婚の防止策に焦点を当て、アラブ・アジア双方の地域の経験、教訓を共有し、今後の対策について討議を行いました。参加議員たちは、法律制定だけでは不十分であり、法律の実施を監視することが重要な役割であると強調しました。

閉会式では、Jetn Sirathranont議員・AFPPD事務総長(タイ)、福田友子IPPF東・東南アジア・大洋州地域(ESEAOR)事務局長、Anjali Sen UNFPAインドネシア事務所代表が挨拶を行いました。福田IPPF ESEAOR事務局長は、「私たち上の世代は、若者やこの世に生まれてくる子どもたちのために、世界がより良い場所になるように尽力しなければならない」と述べ、ICPD行動計画への取り組みを継続するよう国会議員に呼びかけました。

翌2日は、ジャカルタ市内で視察を行いました。青少年にRHを含む必要な情報を提供し、活動を支援するユースセンター(PIK-R)及びGBVの被害者への支援を行っている女性支援センターを訪問し、取り組みについて説明を受けました。数名の参加議員は、自国で同様の施設をつくるよう働きかけたいと話しました。


■Inter Press Service (IPS)
Parliamentarians Pledge to Act on Grim Realities of Child Marriage, Gender-Based Violence
■IFPPD制作ダイジェストビデオ
ICPD25フォローアップに関するアラブ・アジア国会議員会議:若者のエンパワーメントとジェンダーに基づく暴力への対応

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