APDA 人口と開発に関する議員活動支援事業:オマーン
2023.2.1 オマーン・マスカットアジア人口・開発協会(APDA)は、人口・開発に関するアラブ議員フォーラム(FAPPD)、オマーン国会サービス・社会開発委員会、人権評議会とともに、2月1日にオマーン・マスカットで「人権と持続可能な開発目標との関連性」をテーマに会議を開催しました。
開会セッションでは、Hammoud bin Ahmed Al Yahyai FAPPD副議長・サービス・社会開発委員長が、「人権に対する認識を広め、促進・保護するのはこの委員会の重要な役割であり、このようなシンポジウムは、そのための制度を利用しやすくする上で非常に有用である」と述べました。
続くセッションでは3人が講演を行い、Rana Kharouf氏(法専門家)は、開発と人権は、相互依存・補完的の関係にあり、グローバル化の進んだ現在ではすでに現実となっていると強調しました。Tomasito Villarin氏(人権専門家・前フィリピン議員)は、SDGsの達成のための人権に基づくアプローチについて説明し、「人権は優先すべき分野であるが、国家安全保障や開発といった問題の前では優先されなくなることがある」と述べました。Talal bin Darwish Al Saadi経済省開発計画部長は、オマーン国のSDGsの取り組みについて発表を行いました。会議には約80名が参加し、国内ニュースでも広く取り上げられました。
この事業は、国連人口基金(UNFPA)並びに日本信託基金(JTF)の後援、国際家族計画連盟(IPPF)の協力により実施され、人口と開発に関する議員活動の強化つながることが期待されています。
写真:https://omannews.gov.om/topics/ar/3/show/413559/
■Inter Press Service (IPS)
Gender Central to Parliamentarians’ Programme of Action