APDA 人口と開発に関する議員活動支援事業:タンザニア
2022.8 & 9 タンザニア・ザンジバル & ドドマこのたび、ザンジバル議会にザンジバル人口・開発議連(ZRAPD)が設立されたことを受け、アジア人口・開発協会(APDA)とタンザニア人口・開発議連(TPAPD)は、8月にザンジバルで、ZRAPDと共にワークショップを開催し、今後の人口問題への取り組み、並びに3団体の協力体制について協議を行いました。ZRAPDからは、今後、アフリカ国会議員会議を共催したいとの希望も寄せられました。
さらに、TPAPD活動支援事業として、9月8~10日に首都ドドマでTPAPDメンバー議員が参集し、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を妨げる法律や政策の見直すためのワークショップを実施しました。それに先立ち、現行の法律や政策に関する報告書をコンサルタントに委託しました。コンサルタントによる報告と討議を受けて、TPAPDは次の3つの課題を進めることを決定しました。
- タンザニアでは10人に3人の少女が18歳になる前に結婚していることから、婚姻法の改正を目指す。
- 急激な人口増加が開発と両立し得ないことから、家族計画法・政策の策定を目指す。
- 女性や少女が科学分野を学ぶための環境整備に向けた教育政策の策定を目指す。
この活動は、国連人口基金(UNFPA)並びに日本信託基金(JTF)の後援、国際家族計画連盟(IPPF)の協力により実施され、今後、タンザニアにおける人口関連の法律や政策の改正、策定につながることが期待されています。