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インタビューINTERVIEW

どのように外国人受け入れ政策をとるべきかしっかり議論を重ね、きちんとした移民法をつくり、教育などの権利を保障していくことが、日本の将来にとって非常に重要

衆議院議員 生方 幸夫 http://www.ubu2.jp/

“国の偉大さ、道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る”―マハトマ・ガンジーの言葉です。ある国で人間がどう扱われるかは、動物がどう扱われているかを見れば分かるということです。その伝でいくと、日本は動物も人間もまだまだという感じがします。

昨年、動物愛護改正法が成立し、今年から施行されました。議員立法として、超党派「犬・猫の殺処分を禁止する議員連盟」の中に設置されたプロジェクトチームで法案化の作業を進め、私も提案者として答弁もいたしました。

この法改正では、動物虐待に対する厳罰化を進め、原則、ガスによる殺処分をなくしました。またガス室を犬や猫の譲渡施設に作り替えるための動物愛護関連予算の増額に向け、働きかけています。今年は、動物全般の福祉を考える超党派議連も立ち上げました。日本にはまだない「動物福祉基本法」の議員立法を目指して、これから勉強会を続け、2~3年はかかるかと思いますが、成立させたいと思います。

人口問題も地道な活動です。これまでJPFPの視察事業でカンボジアなどを訪れ、現地スラムの生活の様子、ODAによる保健医療や貧困削減の取り組みや課題などを目の当たりにし、「百聞は一見に如かず」を痛感しました。その中でやはり貧困、人口、開発などの問題解決に一番大切なのは、教育だと強く感じました。

教育を受ける権利は、最低限の基本的人権です。社会的に最も弱いところにしわ寄せが行きます。日本は外国人受け入れに関して、十分に権利を保障せず、場当たり的な対応をしてきました。今後、国際的に人材獲得競争が激しくなることが予想されます。今の段階で、日本がどのように外国人受け入れ政策をとるべきかしっかり議論を重ね、きちんとした移民法をつくり、教育などの権利を保障していくことが、日本の将来にとって非常に重要だと考えています。

取材日:2020年10月 ※肩書は当時

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