インタビューINTERVIEW
衆議院議員として、また現役の医師として、新型コロナウイルス感染症の対応に当たっています。第3波の今、医療現場は非常にひっ迫しており、コロナが長期化する中、医療従事者は疲弊しています。
病院の経営自体も厳しい状況にあり、そうした医療機関や医療従事者への迅速な支援や、環境整備に取り組んでいます。また、PCR検査体制の拡充や、病床を新型コロナ患者にすぐに空けられるように改修等を行うための予算措置も行っています
これまでも継続して子ども食堂を支援してきましたが、コロナ禍で生活に困窮する世帯が増加している中、フードパントリー等の食料支援活動も行っています。地元の茨城県では野菜を作っている方が多く、おすそわけや寄付という形で何かしてあげたいという方が多くいらっしゃると感じています。
また、医療現場で見ていても、コロナのしわ寄せが女性たちに及んでいると感じます。非正規雇用の割合も多く、うつ病といった症状や、DV被害の増加など、元々弱い立場に置かれていた女性たちがより深刻な状況に陥っており、早急な対応が必要となっています。
女性には、子育てや介護の負担が集中しがちですが、仕事と両立できるようにするには、環境整備が非常に重要です。長時間労働をよしとする風土を変え、多様かつきめ細やかな育児介護の外部サービスの仕組みを整備し、実際に使いやすくすることが不可欠です。私の議員事務所でも、コンサルタントを入れて長時間労働の削減を実現しました。こうしたワーク・ライフ・バランスの成功事例も、広く共有していきたいと考えています。
取材日:2020年12月 ※肩書は当時