APDA/JPFP JPFP総会・PT会合開催
2025.4.18 日本・東京4月18日、国際人口問題議員懇談会(JPFP)は、黄川田仁志 JPFP事務総長の進行の下、総会を開催しました。最初の議案として、新たな役員案が諮られ、満場一致で可決されました。次の議題では、「生命の安全教育」に関して国際的な視点から理解を深めることを目的とした新たなプロジェクトチーム(PT)の立ち上げが上川陽子JPFP会長より提案されました。これに対し、出席議員の賛同を得て、阿部俊子議員がPT座長に、堀内詔子議員がPT座長代行に就任することが決定されました。
続いて第2部として、新たに発足した生命の安全教育PTの第1回会合が行われ、堀内詔子PT座長代行が進行を務めました。阿部俊子PT座長は冒頭の挨拶で、生命の安全教育の重要性を強調し、自分たちにできることを見極めた上で、日本社会全体で取り組む必要があると述べました。初回の講師として登壇した浅井春夫立教大学名誉教授は、生命の安全教育をめぐる現状と課題について講演を行いました。浅井教授は、生命の安全教育とは、生命の尊厳を理解し、自他を尊重する力を育むものであると説明し、その上で生命の始まりへの理解、性暴力の加害・被害を防ぐための人間関係の構築、そして性に関する人権問題への理解の重要性を強調しました。
最後に、上川陽子 JPFP会長は、今後もPTの中で生命の安全教育について多角的な視点から議論を深め、教育現場での実践に向けた課題整理を進めるとともに、阿部座長のリーダーシップのもとで、このイニシアティブが全国的に展開されていくことへの期待を述べました。