11月19～20日、アジア人口・開発協会（APDA）は、エチオピア国会の協力の下、エチオピア・アディスアベバでICPD行動計画関する議員会合を行いました。この会合は、エチオピアにおけるICPD行動計画の実施進捗を評価し、対応が必要な人口問題を明確化するとともに、実行計画を提案することを目的として開催され、エチオピア国会議員約30名が参加しました。現在、エチオピアではインフラ整備が進んでいるものの、都市化に伴う所得格差の拡大、文化的・宗教的背景による女性の立場の低さ、気候変動の影響などの課題に直面しています。1日目の会議ではICPD行動計画達成のための提案として、議員間の協力体制の強化、議員の研修プログラムの実施、成功事例の共有、さらに地域社会との連携などが盛り込まれました。さらに提言を踏まえ「人口と開発に関するエチオピア議員議員フォーラム」を設立する運びとなりました。2日目には女性議員連盟、計画開発省などを訪れ、関係者と意見交換を行いました。

このプログラムは、UNFPA並びに日本信託基金（JTF）の後援、国際家族計画連盟（IPPF）の協力により実施されました。