APDA アラブ人口・開発事情視察
2024. 9.23-24 モロッコ・ラバト9月23~24日、アジア人口開発協会(APDA)並びに⼈⼝と開発に関するアラブ議員フォーラム(FAPPD)は、モロッコ・ラバトで人口・開発事情に関する視察を実施しました。FAPPD代表団は最初に、持続可能な開発分野の主要な政策に関して諮問的役割を担う経済・社会・環境評議会を訪問し、水問題や気候変動を含む環境問題及び開発政策について意見交換を行いました。続いて代表団は、青年・文化・通信省を訪問し、青少年への投資に焦点を当てた取り組みについて青年局長から説明を受けました。次に訪問した国家人権評議会では、評議会議長及びメンバーと人権擁護の法律制定における国会議員の重要な役割と国会議員間の協力促進について議論を交わしました。モロッコ女性連盟との会合では、アラブ各国の女性が直面する課題や経験等を共有し、女性連盟会長は、「女性の法的ニーズに取り組む上で非常に意義深い機会となった」と述べました。
2日目に一行はモロッコ代議院(下院)を訪れ、Rachid Talbi Alami下院議長を表敬訪問し、続いて下院外交・国際協力委員会のメンバー議員と会合を開きました。会合では、FAPPDとモロッコ下院が関連分野の立法プロセスに関する知識や専門技術をいかに共有できるかについて協議を行いました。その中でFAPPDメンバーは、FAPPDを通じたアラブ国会議員による二国間協力の強化に加え、アジアの国会議員とのパートナーシップを育む必要性を強調しました。最後に、モロッコ連帯・社会統合・家族省大臣と会談し、社会開発をと人々の福祉を促進するための共同の取り組みについて協議を行いました。このプログラムは、国連人口基金(UNFPA)並びに日本信託基金(JTF)の後援により実施されました。