APDA アラブ・アジア国会議員会議:2030アジェンダに向けた若者のエンパワーメントとジェンダー平等への取り組み
2024.4.22 日本・東京アジア人口・開発協会(APDA)並びに⼈⼝・開発に関するアラブ議員フォーラム(FAPPD)は、国連人口基金(UNFPA)・日本信託基金(JTF)の後援、国際人口問題議員懇談会(JPFP)・国際家族計画連盟(IPPF)の協力により、4月22日に東京で、「アラブ・アジア国会議員会議2030アジェンダに向けた若者のエンパワーメントとジェンダー平等への取り組み」を開催しました。開会式では、逢沢一郎JPFP会長代行が開会挨拶を行い、国内外から参集した参加者を歓迎しました。逢沢会長代行は、APDAとFAPPDがICPD アジェンダに関して広範に議論をするために2017 年からアラブ・アジアの国会議員プラットフォームを発展させてきたことについて触れ、本会議においても、若者たち自身の取り組みを共有し、若者の力を社会に存分に活かすための有意義な議論が行われることへの期待を示しました。また後援・協力団体を代表して、Hala Youssef UNFPAアラブ地域事務所(ASRO)次長、Fadoua Bakhadda IPPFアラブ地域事務局長、Abdelhady Elkasbey議員・前FAPPD議長(エジプト)が挨拶を行いました。
セッション1「若者のエンパワーメントと平等で質の高い教育」では、若者のエンパワーメントが平等に推進されるために、いかに公平で質の高い教育プログラムを提供するかを検討し、文化社会的・経済的障壁に対処する取り組みや、教育支援の実例を取り上げました。セッション2「若者のディーセントワークへの機会促進」では、若者が就学中、及び教育から雇用への移行プロセスにおいて、起業やディーセントワークの機会を得るための政策や事例が紹介されました。セッション3「若者の健康とジェンダー平等」では、若者の健康的なライフスタイルとジェンダー平等、特に若者のジェンダーに基づく暴力(GBV)に対処するための介入策と、全ての人々がセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス(SRH)サービスを利用できるようになるための取り組みについて議論が行われました。
会議には20カ国から延べ130名が参加し、日本の事例として、一般社団法人しずおかビジョン研究所、静岡市、日本大学、プラン・インターナショナル・ジャパン、石田昌宏 参議院議員が発表を行い、セッション3は牧原秀樹 衆議院議員がセッション議長を務めました。
■ダイジェストビデオ
アラブ・アジア国会議員会議:2030アジェンダに向けた若者のエンパワーメントとジェンダー平等への取り組み
■報告書(PDF)
アラブ・アジア国会議員会議:2030アジェンダに向けた若者のエンパワーメントとジェンダー平等への取り組み