APDA 第2回APDA役員意見交換会
2023.11.1011月10日、アジア人口・開発協会(APDA)は、評論家でありNPO法人高齢社会をよくする女性の会(WABAS)理事長の樋口恵子氏をゲストスピーカーに招き、2回目となる「APDA役員意見交換会」を開催しました。
樋口氏は「人生100年時代~主役は貧乏ばあさん~」と題し、超高齢社会である日本の現状、平均寿命の男女差による高齢女性の比率増加、その中でも特に非婚や非正規雇用の高齢女性の貧困問題に着目しました。そして、「貧乏ばあさん撲滅大作戦」として「ワーク・ライフ・バランス」に子どものケア・高齢者のケアをプラスした「ワーク・ライフ・ケア・バランス」という3つのバランスが取れた生き方と、それを可能にする社会の重要性を強調しました。
さらに、高齢期をより豊かに自分らしく過ごすために、樋口氏は食・職・触の「3つのショク」、つまり食べることは生きること、職としてボランティア活動や地域社会での手伝いなど、社会の役に立ちながら自分自身も楽しむという志でいつまでも社会とつながり続けること、そして人との触れ合いや人間関係づくりの3つの要素が重要であると述べました。