APDAは、世界の平和と人々の生活の向上を目指す国際協力組織です。 平和で安全な社会をつくり、一人ひとりが貧困や不平等のない、豊かな生活を送るための方法を検討し、実現に向けた制度づくりを支援する活動を、アジアを中心に様々な国で40年以上にわたり継続してきました。そして、この思いと軌を一にする世界約90か国の国会議員組織と手を携え、グローバルな国会議員ネットワークを形成しています。

いま世界は、二つの大きな危機に直面しています。 喫緊の課題は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻です。人命が失われることはもとより、人権侵害、環境・文明の破壊という事態が起きています。2つ目の課題は、長引く新型コロナウイルスのパンデミックです。人々の健康や生活に未曽有のダメージを及ぼし、貧困・格差の拡大、社会的孤立や分断、教育機会の喪失などを引き起こしています。

そして世界人口は、昨年80億人に達しました。出生率の高い国々も、少子高齢化が進む国々も、それぞれに問題を抱えております。多様化するニーズに対応し、技術革新を推進することが重要となります。

APDAは、これまで培った世界的な国会議員ネットワークを最大限活かし、様々な組織・団体と連携しながら、本年開催されるG7広島サミットに向けた国会議員会議などを開催することにより、平和と安定を取り戻し、連帯の世界を再構築するための活動を継続してまいります。

元内閣総理大臣・APDA理事長・JPFP名誉会長福田　康夫