JPFP
Since 1974国際人口問題議員懇談会
人口分野に対する国際協力を支援し、日本の経験を世界に伝えるべく、
1974年4月、人口問題とそれを取り巻く資源・食料危機に深い関心を 寄せる国会議員が、
世界初の人口問題に関する超党派議員組織である「国際人口問題議員懇談会(JPFP)」を結成しました。
JPFP概要ABOUT JPFP
会長メッセージMESSAGE
このたび、第7代JPFPの会長に就任いたしました。
JPFPは、日本が世界に先駆けて「人口と持続可能な開発」の実現を提唱し、諸外国の議会人との連携を推し進めてきた、歴史と伝統を誇る議員連盟です。
誰一人取り残さない社会を実現するために、地球規模の課題解決に、SDGsと人間の安全保障と人口の3つの理念を有機的に統合し、世界各地域の議員組織との連帯を一層進め、ソフトパワーの推進に力を注いでまいります。さらに、女性と次代を担う若者(ユース)との対話を積極的に進めてまいります。
どうぞ宜しくご指導ご厚誼のほどお願い申し上げます。
前法務大臣・JPFP会長上川 陽子
活動理念MISSION
人口急増が開発途上国の社会開発・経済発展に重大な支障をきたしているという問題意識を背景に、1973年、岸信介元首相を団長に日本の国会議員有志がアジアの人口事情を視察しました。そこで議員団は、人類の平和を脅かす人口分野に対する日本の国際協力が、他の先進国に比べて、著しく立ち遅れていることを強く認識しました。
この視察の成果を受けて、1974年4月、人口問題を中心とする資源・食料危機に深い関心を寄せる日本の国会議員有志が、「国連人口基金(UNFPA)及び国際家族計画連盟(IPPF)の基本主旨に賛同し、人口問題とこれに関連する資源・食料・環境並びに国際協力等の諸問題を研究し、かつその対策を建議する」ことを目的に、世界で初めて人口問題に関する超党派議員組織「国際人口問題議員懇談会(JPFP)」を設立しました。
人口問題は決して強制できる問題ではありません。この問題を解決に向けるには、国民の代表である立法府の議員が各国で人口政策や人口プログラムの形成に積極的に努力することが決定的に重要となります。JPFPは国連などの国際機関とも密接な協力関係を保ちながら、世界各国の人口と開発問題に関する議員グループとの交流、各国の人口事情視察団の派遣、人口と開発に関する数多くの国際会議への参加を通じて、活発な活動を行っています。
JPFPパンフレット
(PDF:1.27MB)
歴代会長JPFP CHAIRS
JPFP設立40周年パンフレット
世界初の人口と持続可能な開発に関する超党派議員グループとして1974年に設立された国際人口問題議員懇談会(JPFP)は、2014年で設立40周年を迎えました。設立40周年を祝し、2014年11月27日にJPFP40周年記念レセプションが開催されました。
人口問題は一人ひとりの生き方の問題であり、だれも強制することはできません。国民の代表である国会議員が、国際的な平和と安定のために、そして各国の人々の福利を向上させるためにこの日本の経験を途上国に伝えたいという思いからJPFPは始まりました。世界中すべての人口と開発に関する議員活動は、このJPFP活動から生み出されたといっても過言ではないのです。
(PDF:2.7MB)
JPFP活動概要JPFP ACTIVITY OUTLINES
国内活動
国内での主な活動として、総会や役員会、部会を開催しています。部会では人口問題への理解を深めるため、専門家などを招いて各部会のテーマに沿った協議を行っています。また、関係省庁などに人口問題の国際的な重要性を訴え、政策提言を行うとともに、日本国政府の人口問題への拠出に対する支援を行っています。
- JPFP部会
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国際協力部会
世界の人口・開発分野の状況を把握し、より効果的で有効な国際協力を支援します。
- UNFPAや IPPF等の国際機関への積極的な支援活動の推進
- 人口分野における日本政府の援助(ODA)を支援
国内対策部会
日本国内の人口にかかわる課題に対応し、次の世代が活力ある社会となるための政策について検討を行います。
- 少子高齢化
- 都市化
- 国際労働移動・外国人労働者
- 青少年・若者支援
女性問題部会
人口問題の解決を図る上で必要不可欠となる女性のエンパワーメント(能力、地位等の向上)の実現を図るため、 UNFPAや IPPFへの協力をはじめ、各国の女性議員と積極的に情報交換・交流を行います。
- 女性の経済的・社会的エンパワーメント、男女共同参画
- セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)
地球規模問題部会
人口増加による国境を越えた地球規模の諸問題を検討し、国際的な人口・開発・環境問題の解決に向けた積極的な活動を行います。
- 世界の人口問題
- 環境・食料・水・エネルギー問題
- HIV/エイズ
食料安全保障部会
人口問題の原点ともいえる食料安全保障が緊急の問題となりつつあります。人口の視点から食料安全保障の問題を取り扱い、世界に発信します。
- 人口と食料安全保障
- 農業・農村開発・農村工業
- 小規模農家の所得向上
国際会議
アジア地域を中心に人口と開発に関する国際会議に活発に参加しています。事務局を務める公益財団法人アジア人口・開発協会(APDA)が毎年開催する、アジア、アフリカ、アラブ地域における国会議員会議・視察に積極的に関わるとともに、3年に一度開催される「人口と開発に関するアジア議員フォーラム(AFPPD)」の大会をはじめとする AFPPD活動にも参加しています。
1994年、エジプト・カイロの「国際人口開発会議(ICPD)」に合わせて開催された「国際人口開発議員会議(ICPPD)」において、JPFPは主導的な役割を果たし、その積極的な働きかけによってアフリカ・アラブ地域に常設の人口・開発国会議員フォーラムが創設されました。カイロ会議以降も積極的な活動を続け、1999年、オランダ・ハーグで開催された「ICPD評価のための国会議員フォーラム(IFP)」での成果は、「国際人口開発会議評価のための国連総会決議」にも明確に反映されるなどの成果を挙げました。
人口開発事業視察
JPFPでは視察対象国を選定し、現地のUNFPA、IPPF、国際協力機構(JICA)等の人口・開発プロジェクトを視察しています。視察の目的は、プロジェクトの進捗および達成を阻んでいる障害を国会議員自身が直接見聞し、その課題を克服するための国際協力のあり方について提言を行うことにあります。また現地政府要人や各国の人口・開発議員連盟との交流を通じ、二国間の関係強化と国会議員活動の活性化に努めています。
また、派遣事業で訪問した国の議員を日本へ受け入れ、日本の進んだ保健・医療施設や福祉関係施設などの見学、JPFPメンバーとの交流や意見交換などを行っています。非欧米で最初に人口転換を達成した日本にアジア等の国会議員を招待することで、日本の人口政策の歴史や開発のあり方などを学び、自国の人口プログラムの参考とすることを目的としています。
JPFP役員JPFP EXECUTIVE MEMBERS
- JPFP役員
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